前回は、文章問題について、このブログで紹介しました
今回は、文法についてお話します
文法は、文の構成を正しく理解し、より的確な理解をするために存在します
実際に文法を理解することで、非英語ネイティブの学習者がその恩恵にあずかります
日本語と英語の場合、語順や活用、人称、時制の捉え方などが大きく異なるので、非英語ネイティブ学習者が文法をないがしろにして英語を学ぶのは無理があります
但し、皮肉なことですが、その文法が結果的に「英語って難しい」などと感じてしまうことにつながる場合も多々あるのも事実です
例えば、to不定詞の「形容詞的用法」「名詞的用法」「副詞的用法」などといきなり言われても、そのコンセプトに圧倒されてしまい、理解、記憶がままならない場合もあります
ましてや、「この文の不定詞toの用法は、上記3つの用法のうちどれでしょうか」などとテストで出されてしまったら、100%の理解と100%の記憶があれば大丈夫ですが、そうでなければ不正解になってしまいます
(仮に不正解でも例えば「toというのは~のために、という場合に使うんだ」と分かっていれば、部分的に正しく理解していることは明らかです)
学ぶ側、教える側の側面も考えてみましょう
- 人によって、こうした文法理解の得手不得手があります
- 記憶することが得意な人と苦手な人がいます
- 理屈を教えることが上手な人も下手な人もいます
- 一旦理解したと思っても忘れてしまうこともあります
結果として「英語は苦手」となってしまうこともしばしばです
だからといって手がないわけではありません
ABCアドベンチャーでは、様々な方法でこうした問題に対処しています
多くの例文から推測ができるようにアレンジする、短く的確な説明を最重要と捉えその検証を試みる、自ら文を作成することで自分の理解をただすよう導く、などなど色々試みます
そして機会があるごとに復習します
文法を避けるのではなく、積極的に活用し、本来の目的である「的確な理解」にたどり着くことを目指しております
とかく「理屈っぽい」などと敬遠されがちな文法ですが、一度分かるとそう難解ではないことに気づきます
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