5月の「今月の本:Book of the Month」は、「スタンフォードの自分を変える教室(The Willpower Instinct 」です。
この本の全体的な語彙難易度は、決して高くはありません。3000語の語彙力で95%、6000語で98%の理解が可能なようです。(全体の15%ほどの語彙数から推定)
(3000語の例:実際にこの本から抜粋)
abandon, abstract, abuse, academy, accommodate, accompany, accurate, achieve, acknowledge, acquire, addict, adjust, administrative, aim, alert, allege, analyse, anticipate, anxiety, apology, appropriate, architecture, arise, aspect, assign, athlete, author, authorise, behaviour
行動心理学の観点よりの説明が多く、その説明に多くの語彙がキッチリと使われていることに気づきます。
いわゆる小説を読むのと違い、様々なコンセプト(概念)の正確な理解が重要となってきます。
(ちょっと手ごわいかな、と思う場合は)事前に大意を調べておいても、助けになりますね。
例えば、こんな要約を書いているWebページがありました。
本書のポイントはシンプルで「自己コントロールに関する最新科学の見解を示し、集中すべき物事を決め、ストレスと付き合うにはどうしたらよいか、誘惑に打ち勝つ強さを身に付けるにはどうすればいいか。最も大事なことは、自分を知ることであり、「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力を持ち、目標に向けて強い意志を持って、余計な誘惑に身を委ねない負けない意志力が必要。」ということです。
原書読書の際は、Audiobookで聞きながら「読む」と数日はかかりますが、読み終わることができます。
一度読み終わった後に、日本語で出版されている翻訳本であやふやだった章を読み直すのも良いですね。
自分の身の回りの出来事を思い浮かべながら読み進むと、楽しく、有意義に感じることができます。
時間が許すのであれば、もう一度読み直すと、よりすっきり頭に入ってきます。
実践的な本ですので、お勧めです。
ご一緒にいかがでしょうか。
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