· 

「対」と「双」の違い


ネイティブが教える北京語ワンポイント
              第34号


 

大家好!
皆さん、こんにちは。冰(Bing)です。今日は名量詞(数量を数えるときに使う表現)「对」と「双」の違いを説明します。


★★★ 今日のワンポイント ★★★

「对 duì 」と「双 shuāng」は両方とも「ペア」の意味で、2つで一組になっているものを表します。

「双」は自然とペアになっているもの、または生まれた時からペアになっているものに使います。
「对」は後から組み合わせたペアに使うことが多いです。オスとメスのペア、陰と陽のペアなど対立する要素のあるものに使う場合が多いです。 

では、例文を見ましょう。

例:
一双手  yì shuāng shǒu  意味:一対の手
一双脚  yì shuāng jiǎo  意味:一対の足
一双袜子 yì shuāng wà zi  意味:一対の靴下
一双鞋  yì shuāng xié  意味:一対の靴
一双筷子  yì shuāng kuài zi  意味:一対の箸
一双眼睛 yì shuāng yǎn jīng  意味:一対の目

一对恋人  yí duì liàn rén  意味:一組の恋人
一对鹦鹉  yí duì yīng wǔ  意味:一対のオウム
一对花瓶  yí duì huā píng  意味:一対の花瓶
一对耳环  yí duì ěr huán  意味:一対のイアリング

また、「双」で表す語はペアになっていないと成立しない語句に限ります。(例えば、箸はペアになっていないと機能しませんね。) それに対して、「对」は、必ずしもペアでなかったとしても成立する語句で使います。(例えば、イアリングは1つでの使用も可能です。)

★★★ 完 ★★★

ペアを表すのに「副 fù」という名量詞も使います。その使い方などをまた次回説明したいと思います。

第34号をお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回。 
谢谢,下次见!

 

◆ 今までのワンポイントはバックナンバーでご覧ください。